東京・夜の水辺の魅力に触れる

観光地として知られる下町・浅草から、隅田川を運航している水上バスでお台場を目指せば、東京が水の都だというのを実感できるはずです。そして、東京湾上から一味違う街並みが眺められるでしょう。

砲台を置くための「台場」に由来するお台場には、さまざまな大型施設や博物館が揃い、ショッピングや食事、アクティビティが楽しめます。そして一日の終わりにサラリーマンの聖地・新橋へ向かい、ガード下の居酒屋で地元の人々に混じって乾杯すれば、「東京人のナイトライフ」を体験できます。

江戸の風情から最先端の都市景観、そして飾らない日本の飲み文化まで。水辺をたどって、東京の魅力を発見しましょう。

お台場から都心を望む | Photo: Natthapon Ngamnithiporn/Dreamstime
お台場から都心を望む | Photo: Natthapon Ngamnithiporn/Dreamstime
16:00

浅草から「TOKYO CRUISE」でお台場へ

浅草から「TOKYO CRUISE」でお台場へ
TOKYO CRUISE

雷門から続く仲見世通りの街並みが情緒ある浅草から、隅田川を通る水上バス「TOKYO CRUISE」で、お台場へ向かいましょう。漫画・アニメ界の巨匠・松本零士がデザインした宇宙船のようなデザインの船から、レトロなデザインの船まで、さまざまなデザインの船が運航しています。東京の街並みを水上から眺めながらの移動は、特別な時間になるはずです。予約推奨もしくは予約必須の便があるので、事前に確認を。

バスのアイコン水上バスで移動
17:00

「お台場海浜公園」でレインボーブリッジを眺める

「お台場海浜公園」でレインボーブリッジを眺める
自由の女神像

船を降りたら、近くにある「お台場海浜公園」で、絶景を眺めましょう。お台場と芝浦ふ頭をつなぐレインボーブリッジや、日仏の友好の象徴として建設された自由の女神像、海の向こうには東京タワーが見られるなど、一度に多くのランドマークを楽しめるスポットです。

17:30

「デックス東京ビーチ」でショッピング

「デックス東京ビーチ」でショッピング
デックス東京ビーチ

「デックス東京ビーチ」は、船をテーマにしたショッピングセンター。ファッションブランドや雑貨店などに加えて、アトラクションやたこ焼きのテーマパーク「お台場たこ焼きミュージアム」などもあります。また、昭和30(1950〜60)年代の下町を再現した「台場一丁目商店街」で、昔ながらの日本のお土産をチェックしてみてください。また、3階の「シーサイドデッキ」では、通年で日没後にイルミネーションを実施しています。こちらも鑑賞してみてください。

19:30

「アクアシティ お台場」で東京湾を眺めながら夕食を

「アクアシティ お台場」で東京湾を眺めながら夕食を
アクアシティお台場

「お台場海浜公園」に隣接するショッピングセンター「アクアシティ お台場」では、和食、洋食、中華料理、イタリアンなど、バラエティー豊かな食事が楽しめます。店舗によっては、東京湾の夜景を眺められるところも。ラーメン好きには、名店6店舗が集結する「東京ラーメン国技館 舞」も見逃せません。

電車のアイコン「ゆりかもめ」で移動ルートを調べる
21:30

「ゆりかもめ」で新橋駅へ

「ゆりかもめ」で新橋駅へ
ゆりかもめ|画像提供:株式会社ゆりかもめ

「アクアシティ お台場」を後にしたら、「台場駅」から新交通システム「ゆりかもめ」に乗って「新橋駅」を目指しましょう。車窓から、レインボーブリッジを通過するダイナミックな瞬間や、東京タワーや高層ビル群、近未来感ある臨港部の景色を楽しめます。

歩く人のアイコン徒歩移動
22:00

新橋で二軒目を探す

新橋で二軒目を探す
グランハマー | Photo: Keisuke Tanigawa

銀座や有楽町、日比谷などからほど近く、オフィスワーカーで賑わう街・新橋。時に「サラリーマンの聖地」と呼ばれることもあるこの街では、東京で暮らす人々の日常が垣間見れるでしょう。周辺で働く人々が仕事帰りに立ち寄る居酒屋やバーが数多く集まっています。

もしどこへ入るか悩んだら、食・エンターテインメント・日本の伝統文化のフードレジャー施設「グランハマー」を訪ねるのもいいかもしれません。

24:00

浅草の夜の街を歩く

浅草の夜の街を歩く
隅田川テラス ※画像は20時頃の様子 | ©Tokyo Metropolitan Park Association

夜の浅草は昼間の喧騒とは変わり、静かで穏やかな空気が流れています。近くに宿泊していれば、駅の周辺や隅田川の近くを散歩してみるのもいいでしょう。一日を振り返りながら、眠りにつく前にゆっくりと歩いてみてください。