「24時間都市」
東京を真に楽しめるのは夜
東京は24時間楽しめる街ですが、真に活気づくのは夜の帷が下りる頃。息をのむような夜景、奥深く多彩なクラブシーン、世界最高レベルのバーなど、さまざまな文化が花開きます。
何より、東京は夜でも世界で最も安全な都市の一つ。道路や公共施設は綺麗で、整備が行き届いています。また、犯罪率も極めて低く、道に迷ったり、困ったりしている旅行者を地元の人が進んで助けている光景をよく見ることでしょう。とはいえ、安全に気を配り、敬意を持った旅行者として東京を楽しむことが大切です。
路上飲酒・喫煙は控えましょう
コンビニエンスストアや24時間営業のスーパーマーケットで、手軽にお酒が手に入る東京の街。公共の場での飲酒は国の法律では禁止されていません。
しかし地域によっては独自に規制が設けられており、例えば渋谷区の一部地域では路上飲酒を禁止する条例が定められています。規制のない他の地域でも、路上飲酒は騒音やごみの放置といった問題につながりやすく、地元の人々には好ましく思われていません。
コンビニエンスストアの前などで飲むのではなく、居酒屋やバーを訪ねるのはいかがでしょうか。地元への還元にもなりますし、何より交流がうまれるはずです。
また、屋内は原則禁煙、屋外でもほとんどの場所で路上喫煙が規制されているのも記しておくべきでしょう。ただ、飲食店によっては、店内に喫煙専用室や加熱式たばこ専用室が設けられていることも。入店前に確認するのもいいかもしれません。

複数人で行動した方がいい場所も
バーやクラブ、飲食店が立ち並び、ネオンが煌く東京の繁華街。初めて訪れる人は圧倒されるかもしれません。こうしたエリアは1人で散策するよりも、友人と一緒に探索することをおすすめします。
多くのエリアで客引きは禁止行為とされているのですが、1人でいると声をかけられることも。悪質な店の客引きについていってしまうと、法外な料金を請求されるなどのトラブルに巻き込まれることがあるので、注意が必要です。そのため、繁華街は客引きから声がかけられづらいグループで行動した方が安心です。
ゴミは持ち帰りましょう
東京では路上のゴミはあまり目立ちません。この秘密はいったい何でしょうか。それはもちろん、ゴミ箱が近くにない場合でも、人々がゴミを持ち帰っているから。ポイ捨てなんてもってのほかです。
面倒に思えるかもしれませんが、全ての人が快適に過ごせるように、滞在先までゴミを持ち帰りましょう。ゴミ箱が近くにある場合は、ゴミ箱の表記に合わせて捨てましょう。

現金を持っておきましょう
クレジットカードをはじめ、幅広くキャッシュレス決済が普及している東京の街。中にはキャッシュレス決済のみの店舗も。とはいえ、現金は持っておくべきです。
バーや飲食店など、個人経営のお店には現金のみの取り扱いとなる店舗があります。また、現金を持っておくことで、海外のクレジットカードで発生することのある決済エラーへの備えにもなるでしょう。
また、多くのレストランやカラオケ、そしてタクシーなどでは、深夜料金が適用されることにも注意してください。
