東京の夜には、ネオン輝く街並みや常連が集まる路地裏の居酒屋、隠れ家バーなど、魅力的な場所がたくさんあります。その一員になって楽しみたい、と思った時に、円滑にやりとりする3つの方法をここでは取り上げます。一歩踏み出して試してみたら、思い出深い夜が生まれるかもしれません。
便利な言葉「すみません」
から始まる東京の夜
謝罪の意味で使うことが多い「すみません」ですが、実はいろいろな場面で使える便利な言葉です。日本のどこでも通じますが、東京では日常のあらゆる場面で耳にする機会があるでしょう。
例えばお店に入る時、最初にどう声をかけるか悩むことがありますよね。そんな時は「すみません」と声をかけてみましょう。挨拶の意味も持つこの言葉。店員さんの中には、英語があまり得意ではない方もいるかもしれませんが、慣れ親しんだ言語による第一声でホッとするはずです。入店後も、注文する際にこの「すみません」という言葉は使えます。
同様に道に迷ったときに周囲の人へ話しかける際にも使えます。人混みをすり抜けるときにほんの少し進路を譲ってもらう際のアナウンスとしても便利です。
さらに、ちょっとした親切に感謝する意味でも「すみません」と使う時があります。このようにさまざまな意味を持つ「すみません」で円滑なコミュニケーションが生まれるはずです。

東京流スマート注文術とは?
特に、海外の人が訪れることが多い東京の観光地にある飲食店では、写真付きのメニューを用意しているところも多くあります。中には、外国語のメニューを用意している店舗も。そのようなお店では、「すみません」と言って店員を呼び止め、メニューを指さすだけでも注文できるはずです。なお、近年ではタッチパネルやスマートフォンで注文ができるお店も増えてきており、外国語が選べることもあります。言葉の壁を超えて、よりスムーズに注文できる環境が整ってきているといえるでしょう。
また、日本語のメニューしかない店でも、ここ最近は翻訳アプリを使ったり、注文したい料理の画像を見せたりして注文する人が多く見られます。お店のスタッフと込み入ったやり取りをしなくてもスムーズに食事ができる店が多いのは、「効率的で親切」な東京の一面だといえるでしょう。言語の壁があっても、東京の人々はできる限り応えようとしてくれるはずです。

酒場で仲良くなるには
「乾杯」しましょう
常連の多い店は一見入りづらいかもしれませんが、海外からの来店者を快く迎え入れてくれるケースも。時には、英語をはじめ、いろいろな言語を話せる常連が、店のスタッフの代わりにメニューの説明などをしてくれることがあります。
東京の酒場はフレンドリーな人が多いですが、初対面では積極的に話しかけてこない場合も少なくありません。しかし、これは冷たさではなく、相手の空間を尊重する文化的な特徴の表れです。だからこそ、ドリンクを注文したら、一口飲む前にぜひ「乾杯」とグラスを合わせてみてください。この小さなきっかけが、自然な会話の扉を開く鍵となることがあります。
もちろん、東京にもさまざまな性格の人がいますし、場所や世代によっても雰囲気は異なります。ただ、「乾杯」という言葉には、どんな場でも距離を縮める魔法のような効果があります。ついつい声のボリュームが大きくなってしまうことにだけ注意です。
親密な東京の夜の旅を楽しんでください。


